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移民嫌いのトランプ大統領、まじでホワイトハウスのスペイン語サイトを閉鎖 

英語を話せない米国民は不要? 
外国人にも開かれたサービスを。これって、おもてなしの文化で外国からの観光客をたくさん受け入れたい日本では、基本的なスタンスだと思うんですよね。 
昔は英語くらいしかなかったのが、いまでは中国語や韓国語でも同じサービスを提供しようという流れが強まってきました。 

ところが、自由の国のアメリカでは、移民に厳しい政策を打ち出すドナルド・トランプ大統領の就任以来、まさにこの逆をいく、非常に排他的なサービス精神が顕著になっていますよ。 
もっとも衝撃的だったのは、ホワイトハウスのスペイン語版サイトの完全閉鎖です! メキシコに次ぐ、世界でも最大規模のヒスパニック系住民を抱えるアメリカ政府が、これまであったスペイン語でのサービス提供を中止するって、どういうことよ? 

「皆が一つになるために、我々は英語を話すことが絶対条件の国に生きている。国が一つになるため、皆で一致団結しようではないか。」 

そんな激しいメッセージを飛ばし、選挙戦を勝ち抜いてきたトランプ大統領。 
でも、まさか本当に英語以外のサービスを蹴散らし、英語を読み書きできないような米国民は必要ないだなんて政策を地でいこうとは思ってもみなかった多くの人々が、いま衝撃を受けているようですね。 

米連邦政府の予算は3兆ドル(約340兆円)に上ります。そのなかで、スペイン語を主要な言語とする人のために割かれる翻訳コストなんて、まさに微々たるものでしかないでしょう。 
ここをケチって、ヒスパニック系の住民への情報提供を拒む理由は? 

もはやだれの目にも明白な、移民大嫌いを貫くつもりのトランプ大統領の新政権。これから米国は、いったいどこへ行くのでしょうね? 
【トランプ大統領、ホワイトハウスのスペイン語サイトを閉鎖 「我が国は英語を話すことが絶対条件の国」】の続きを読む