20811344

35歳“プロの独身”のリアル!4000万円の家に単身生活する中年童貞 

30歳を過ぎても性交経験がなく未婚という「中年童貞」が近年増加している。 
なぜ彼らは童貞のままなのか? 200万人にまで増加した背景は? 
新垣結衣主演のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で星野源が演じる“プロの独身”津崎平匡さんでも話題の中年童貞。 
さまざまなタイプが存在する、彼らの実態をリポートする! 

◆35歳なのに交際経験ゼロ! 4000万円の家に単身生活 

大学を留年して卒業後、都内の信用金庫に勤める山本和弘さん(仮名・35歳)。 
手堅い仕事に就き、容姿もいたって普通。ごくありふれた人生を送っているように見える山本さんだが、実は童貞だ。 
「そもそも交際経験すら一切ないんです」と、山本さんは寂しげに語る。 

「今でも小中学校の友人に会う機会はあるのですが、僕だけ女性経験ゼロ。 
当時も告白してフラれた記憶ばかりで、同窓会で恋愛話をされると正直、息苦しくなります」 

山本さんのような中年童貞が昨今、社会問題として注目を集めている。 
昨年発売された中村淳彦氏の著書『ルポ 中年童貞』には「30歳以上の未婚男性のうち、4人に1人にあたる209万人が童貞」という衝撃的なデータが示されている。 
山本さんもそのうちの一人だ。しかし、決して出会いや性交に消極的なわけではない。 

「合コンには参加するし、LINEで連絡先を交換した女のコを食事にも誘います。 
最近も合コンで知り合った女性に告白したんですが、即答で『ごめんなさい』とフラれました。 
9月には結婚相談所にも登録して、2~3人を紹介されたんですが、メールを返しても全然ダメ。『会ってみたい』なんて言われたこともありません」 

なぜ女性に恵まれないのか。山本さんは自身の過去を振り返る。 

「たぶん理想に縛られすぎていたんだと思います。美人じゃなければ嫌とか、セックスは付き合ってからだとか。 
真面目がモテると思っていたのですが、今にして思えば、もっと開き直って、ガツガツしておくべきでした」 

いつしかアラフォーを迎えてしまい、なんと昨年には独り身ながら都心に近い3LDKのマンションに引っ越したという。 

「将来は奥さんや子供と一緒に暮らすという人生設計を立てていて、4000万円のマンションをローンを組んで購入したんです。 
計画は難航してますが、少しでも理想に近づくためと思い、購入することを決めました。 
今のところ使うアテがない空き部屋には趣味のガンプラを並べていますが(笑)」 

相手すらいないのにマンション購入という勝手な家族計画。まだまだ“理想”にがんじがらめではないだろうか。 
【30歳以上の未婚男性のうち、4人に1人にあたる209万人が童貞という現実】の続きを読む